7月20日(月)
年長児、夏の恒例イベント!
「一泊二日の世知原キャンプ」を
新型コロナウイルスの影響を鑑み、
「日帰り世知原デイキャンプ」と改め、行ってきました。
キャンプの様子はそれぞれの「クラス日記」に載っていますので
こちらではそこにいたるまでの経緯や裏側をご紹介。
「お泊まり」という経験ができず、残念な気持ちは大人も子どもも同じ。
でもその分、絶対にいつものキャンプより楽しいものにしよう、
という意気込みで例年以上に考え、話し合い、臨みました。
内心はみんなだいたい同じ。
でも大人になるとなかなか言えない、ましてやこういう立場ならなおさら。
その気持ちを相浦幼稚園の年長児が出発のあいさつで代弁!
「コロナのばかやろー!!」
若干すっきり。
通常、2日間でおこなうことをギュっと凝縮。
それでも絶対的に時間が足りないので正直省いたものも多々。
でも今までやったことのなかった新たな試みも多々。
計画の時点では「すいか割り」をする気満々だったけど
いざ施設の方と打ち合わせをすると、まさかの「すいかNG」
「ガビーン」と「ぴえん」が一緒にやってきた気持ち・・。
でも、夏のキャンプに「すいか割り」は絶対に欠かせない!というかしたい。
知恵を絞り、ビーチボールで代用。
でも本当に「割る気分」を味わってもらいたい
さらに知恵を絞り、紙風船で代用。
だからと言って ただそれだけでするには物足りないから、
さらにさらに知恵を絞り、ふざけたかわいいアイマスクを使用。
そこからは知恵を絞ったというより、少々ヒサノリ悪ノリ調子ノリ。
のりじいの「すいか割り指導の動画撮影」
さらに、いつもは自然の家のレストランで夕食をいただいていますが、
せっかくならキャンプらしく、自分たちで作ろう!ということで、
カレー作りにチャレンジ!
しかも、コロナ禍で不自由な生活を強いられる中、
ますます不自由に、「飯ごう炊さん」
園内で作ったことはあったものの、屋外で、しかもご飯はどうしても
飯ごうで炊きたくて・・・不安がなかったかといえば、、、
全然ありませんでした。
なぜなら・・
たいらさんがいたから。
たいらさんに不可能はありません。
炊飯器でピッとスイッチを入れればご飯が炊ける!
そんな甘い経験はさせません。
トイレはボタンやレバーを引けば水が流れる!
そんな文明の利器には頼りません。
(ホントにぽっとん便所だったので、炊飯場に行く前に
トイレは済ませていきましたが、数名が初ぽっとんだったのでは?)
不自由な経験があるからこそ、自由のすばらしさがわかる!
自由しか知らないんじゃなく、不自由も知り、経験しないと!!
園には様々な不自由をあえて設置しています。
さらに、らいおんキッチンから応援が2人も来てくれていたので、
なんの心配もなし!
今回のキャンプでの心配事は、もう慣れたいつものアレ。
天気のみ。
カレーやフルーツポンチのための材料を切り、
ご飯はこうやって炊き、
本物のすいかで、すいか割りはできなかったものの、
食べるときにはちゃんとこちらを準備!
お菓子の家までとはいかないけど、すいかの器は見た目もインパクト大。
もう、まだ午前中なのに、かなり充実。
この時点ですでに今回のキャンプの勝ちを確信。
スクールバスの後ろのガラスに、
「THE NORTH FACE」とか「snow peak」とかの
ステッカーを貼ろうかと思うくらい。
朝の雨でちょっと不安だった沢登りにも無事に行くことができ、
沢ガニも捕獲。
今回のデイキャンプ、日帰りではあったものの、
2週間前から自分たちでカレーに入れるもの、フルーツポンチに入れるものを
考え、実際に買い物にも行き、食材だけでなく皿やスプーン、虫捕り網まで買い
色々としっかり自分たちの頭で考えて行動をしてきました。
キャンプの目的でもあることのひとつ、「自立心を育む」
親元を離れて宿泊、それはそれでかけがえのないものではあるけど、
これはこれで事前の準備から当日の各係の仕事まで、一泊二日に負けないくらい
の経験ができたのではないかとも思います。(本当に)
「いきものがかり」
今キャンプで新設した新しい係でした。
世知原の虫は、広いこの山で過ごすのが一番!
というコンセプトのもと、ここで捕まえたたくさんの虫をみんなで逃がす時間。
夕方の風が吹く中、みんなが捕まえたトンボが空へ飛んでいく姿、
コオロギが地面を這いながら山の方へ歩いていく姿、
そこに流れる「いきものがかり」の「♪ありがとう」
今回のハイライトのひとつでしたので、それはDVDにて・・・。
昨年はまったく予想できてなかった今年のデイキャンプ。
終わってみると、いろいろと知恵を出し合い、
子どもたちのために、と工夫し、ものすごく貴重な体験を
大人もさせていただきました。
今回の試みで良かったこと、たくさんあるので
来年以降も今年のキャンプでの経験を残していこうと思います。
「コロナで・・・」、「コロナが・・」、言い出せばキリがないけど、
この中での経験が今後に生きることがあるってこともたくさん学び、
見直すいいキッカケともなりました。
年長児のみなさん、保護者の皆さん、ありがとうございます!
キャンプ見直し元年として語り継いでいきます。
「今年のキャンプが今までで一番でした!」
そして来年の今頃、また
「やっぱり今年が一番でした!!」
と毎年更新していけるよう頑張っていきます。
さあ、夏はまだまだ続きます。